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いや~唐突なんですけどね。
ポアンカレ予想を解いた数学者」という本をようやく読んだのです。
結論としては半分は非常に面白く、半分はついていけませんでした(笑)

昨年、個人的に最も面白かった一冊「フェルマーの最終定理」のイキオイで
数学に関するストーリーも面白いなぁ、と目覚めて
素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~」という本も以前トライしてみたんですが、
こっちはもう数式の連続に序盤で簡単にメゲてしまって
そこで一時数学熱?も覚めてしまったんですけどね。
しばらく時代物とかミステリー系ばっかり読んでたら他のも読みたくなって
手をつけてみたのです。

もちろん言うまでもないですが、
俺はバリバリの文系で、数学とか理系に対する憧れみたいなものは
感じつつも数式とかを見ただけで視界が霞んできて気を失ってしまうほど
数学には縁遠い人間です。

ハッキリ言って上記いずれの本についても、
その核となる「●●予想」とか「▲▲定理」とかそのものは
ぜんっぜん理解できません!

でも、最近(といっても非常に永い年月だが)の数学の世界では
実にさまざまな新発見が起きていて、
それにあたってさまざまなドラマが生まれている、というストーリー部分が面白いんですよね。

今回読んだ本の「ポアンカレ予想」というのは、100年ほど昔に
アインシュタインと同時代にさまざまな実績を残した数学者ポアンカレが
代数幾何学(だったかな・・・?)の分野で、
数学的な見地から「宇宙がどんな形をしているのか?」という命題のヒントとなる
と考えられているもの(だったかな・・・?)。

序盤の解説で非常に素人にも優しく、判りやすく教えてくれているのが
ちょっと衝撃的、というか個人的にはブレイクスルーな宇宙像で、
大変に興味を惹かれました。

無限に拡がっていると思っていた宇宙ですが、
実は有限でループする構造なのかもしれない、という話です。

地球上という平面的な二次元の世界観では、
地図に載っていない水平線の向こうは滝になっているとか言われていた時代もありましたが、
地球は球体である、という三次元的な概念を得ることによって
同じ方向に進めばグルッとループして元の場所に戻ってくるということが判りました。

同じように宇宙においても、そのような構造になっているんではないか、
という予想がされているのだそうですよ。

現実的には二次元を三次元の観点から見たように
三次元の宇宙をプラス一次元の四次元の観点から見なければ
どうなっているのかは解らないそうですが、
数学的にその構造を証明することはできるかもしれない、とか。

ブラックホールとかもその構造の一部の
三次元的な見え方のひとつなのかもしれないですね。

とかなんとか、素人が想像を膨らませて悦に入るのに最適なのが
今回の本でした。
巻末の注釈以外は基本的に数式は出てこないので、読みやすいです。
でも後半に向かうにつれて、だんだん理解の限度(前半も俺の理解度低いけど・・・)を
軽く振り切ってしまって、文字面を追うだけの流し読みになっちゃいましたが・・・。

ちなみにこの本は以前も書いた友達Sのオススメの一冊

ポアンカレ予想を証明したロシア人数学者、グレゴリー・ペレルマンその人については
多くは語られていないのが残念です。(本のタイトルなのになぁ・・・)
あまりにも控えめな彼は、
100年以上も数々の数学者を悩ませた「ポアンカレ予想」を証明したその論文では、
「ポアンカレ予想を証明した」とは書かず、
その証明を元に別の証明が成り立つことや、その先の命題などの提示を主題にしていたそうな。
しかも、注目されることを恐れたのか、敢えてそのようにしていたフシもあるとか。

100万ドルの賞金を辞退し、純粋な数学への興味から証明を果たした数学者。
その目は証明の重大さよりも、その先しか見ていなかった、と。

その辺のストーリーテリングな部分は
フェルマーの最終定理」の著者サイモン・シンの方が圧倒的にウマイ。
ポアンカレ予想を解いた数学者」の著者ドナル・オシアは学者さんらしいのですが、
それ故に数学にまつわる歴史や歴史上の重要性なんてのが結構話の大部分でした。

まぁでも面白かったからヨシ。
全部は読まなくても序盤と最後の章だけでも読む価値は大いにあると思います。

さて、今週末はMotoGPドイツGPです。楽しみだなぁ~・・・。
あぁそういや先週末に「ミスターバイク」の新しいのが出てるハズだから
立ち読みしてこなきゃ! 新型の記事どうだろうなぁ・・・。(なんとなく予想はつくけど)
それより「Cycle World」の最新号が欲しいなー・・・。どっかで売ってないかな・・・。
(コレクターみたいになってきた・・・新型なんて買えないクセに・・・)
070320081308247503.jpg


   


ポアンカレ予想を解いた数学者
フェルマーの最終定理
素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~

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7月1日からヨーロッパのサイトでもNew VMAXの予約受付が始まりました。
しかし、値段なんですけど・・・・・
「Pricing £15,999」
って書いてあるんですよね・・・・。
pond.gif

「£」ってイギリスポンドの記号だと思うんですけど
多分「€」(ユーロ)の間違いなんじゃないかと思うんですが・・・・。

仮にUKポンドだとすると、現在のレートで約338万円!!!!?
ちなみにユーロ換算だと約268万円という一気にお買い得(?)な価格になります。
レート換算
UKポンド15,999→日本円換算
ユーロ15,999→日本円換算

わざわざポンドで売ったりしないですよねぇ・・・。
それとも「£」もユーロとして使ったりするの?
ちなみに夕べ見たときは更に驚きの「Pricing £15.999,」とかいう
訳のわからないことを書いてたんで、
イタリア人だか何人だか判らないけど結構テキトーなんだろうなぁ・・・・。

「£15.999,」(カンマとピリオドの違い)って言ったら3,380円ですよ!
「実は新型はプラモデルでした」ってオチか?
あーでもあの時予約入れとけばこの金額で買えたのかなぁ・・・。しまった・・・。(んな訳ない)

しかし£€いずれにしても・・・・・・高い......orz
(まぁ中身からすれば妥当ですが)

※閲覧する環境によって上記£€の特殊記号が表示されない可能性もありますのでご了承ください・・・。




予想通り、本日7月1日発売の月刊「オートバイ」8月号で、
New VMAXが確かカラー24ページで特集されています。
早速ですが読んでみました。

前半は車両の写真ばっかりデカく載せていて中身が無く、
正直言って無理矢理ページ数を稼いでいるような感じだったので
「こりゃ要らねーや」と思ってたんですが、
最後の4ページの開発陣インタビューは読ませます。
登場するのは
ヤマハの牧野氏(商品企画)、仲秋氏(新型VMAXプロジェクトリーダー)と
GKダイナミクスの一条氏(VMAXの父)、梅本氏(新型のデザインを担当したそうです)
の4名。

開発秘話テンコ盛りで、ヤマハが、コストなど度外視で
いかに新型VMAXに入れ込んでいるかが良く判ります。

もっと大きい排気量や小さい排気量も検討した上での、
1700ccという排気量なんだそうな。
実際に2000ccのテストエンジンなんかもあったのかもしれないですね~。

あと興味深かったのは今回はV4エンジンの「4」という数字をデザイン上の肝にしているという話。
4つの吸気口から吸い込んで、
4つのスロットルボディに送り込み、最後は
4つの排気口から排気される、という
V4エンジンであることをデザインからもアピールしているんだそうです。

ほかにも面白い話が色々載っていました。
まぁとにかくそういうストーリー性も楽しみたい人には
読む価値は大いにあると思います。

この辺は、先行して発売されている「ヤングマシン」ではあまり出ていなかった部分です。
(HPのビデオを日本語訳した開発ストーリー的な話はありましたけどね)
全体的な構成とか仕様の解説なんかはヤングマシンの方が面白いですね。

あと「オートバイ」誌では
国内仕様については2009年初頭と思われる、
みたいな書き方になってました。

新型VMAX貯金が790円分だけ遠のきますが、
買う価値はあると思います。

ちなみに「モーターサイクリスト」では新製品情報程度の扱いでした。
まぁ本の特性からしてもそんな感じですね。別冊の方で少しはやるのかもしれないですね。


 


オートバイ 8月号 

 
Young Machine 8月号



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