12日発売の「BiG MACHINE (ビッグマシン) 2008年9月号」にカラー6ページで
新型VMAX開発陣(ヤマハ:仲秋氏・牧野氏、GK:一条氏・梅本氏)の
インタビュー記事が掲載されてましたね。
正直あまり期待しないで読んだんですが、なかなか面白かったです。
大筋はヤングマシン誌やオートバイ誌とさほど差はないですが、
興味深い話がいくつも出てきてました。
そもそもこういう開発秘話みたいな話、大好きなんですよね・・・。
良くやった、ビッグマシン!
実動するもっと大きな排気量のエンジンも造ってたけど廃棄しちゃった、だとか、
プロトタイプを廃棄するたびに怒られたけど、やめろとは言われなかった、だとか、
相当長い期間に渡るさまざまな紆余曲折ぶりが、
ヤマハの採算度外視のコダワリをこれでもかと感じさせますね!
実際に新型VMAXは、売っても売っても利益ににはならないとさえ言ってましたね。
YZF-R1三世代分以上の開発費がかかっているとか(笑)
しかも完全受注生産で、1台1台造るのもかなり手間がかかるようで、
確かに生産ラインの減価償却とかそういうレベルでは無さそうですよね。
そして、微妙に気になるのは、
「VMAXは単体モデルとしての単純な商売としては考えていない」、とかいう話。
ヤマハの威信を掛けたフラッグシップとして企業イメージをアピールする狙いや、
開発途中で産まれた技術やアイデアなどの二次利用も見込んでいる
という主旨の発言なんだろうとは思いますが、
VMAXの派生モデルやVMAXを使った新たな展開みたいなのもあったりしないかなぁと
妄想癖のある俺としてはちょっと深読みしてしまいます(笑)
YCC-Tの設定とかトラクションコントロールあたりの話で、
「従順なモンスターにはしたくなかった」というトコロなども
単に技術の粋を集めた、というだけでなく、
VMAXとしてのアイデンティティを非常に大切にしているんだなぁ、と感心させられますね。
TRCも試してみたけどVMAXとしての味がスポイルされてしまったから止めた、
ということなんだろうけど、ちょびっと残念だがその決断力は素晴らしい。
単なる最新技術テンコ盛りなバイクではない、「VMAX」という明確なビジョンを感じさせます。
で、その過程で産まれた市販二輪車用TRCは次期R1で採用される、とかなんでしょうかね。
それにしても気になるのは国内販売の件。
ビッグマシン誌では、写真のキャプション部分でサラッと
「国内販売も個人名登録の完全受注生産になると思われる」
みたいな書き方してましたが、
確かにこのインタビュー読んでみると当然そういう形式を取ると予想せざるを得ないっすねぇ。
完全受注生産・・・・まぁデスモセディチRRに比べれば安いもんだな、うん。
とりあえずサマージャンボの当選発表見ておくか・・・。
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