新型VMAXの可変バルブタイミング機構は存在する…？（ 其ノ壱）

先日久しぶりに電子特許図書館を覗いてみたのですが、
そこでまた新たな疑問が湧いてきました。

新型VMAXに関する特許がいくつか新たに公開されていたんですけど、
そのうち二つは、既に公表されている仕様に対してさしたる疑問は呈しない、
YCCI可変ファンネルに関するものと、
排気系統に関する特許でした。

ひっかかるのはもう一つ、
VVT＝可変バルブタイミング機構に関する特許です。

前者二つと同じ時期の2006年11月に出願されたものなんですが、
ご存知の通り現在公表されている仕様緒元などではVVTに関する記載は見当たりません。
でも、当たり前ですが、
VVTは付いてませんよ、とも言っていません。
プロモーションビデオとか雑誌のインタビューなどでは
開発過程で様々なエンジンを造ってはやり直し、造ってはやり直し、と
かなりの仕様変更があったようなので、
途中で採用見送りになったのかと思ってたんですが、
2006年11月という、恐らく実際の車輌はかなりの仕様が決まっているであろう時期に出願している…
という所に何かの意図というか、理由があったんではないかと勘繰らずにはいられないのです。

確かビデオのナレーションでは2003年に新たに設計された何代目かのエンジンが
最終版のベースになっている、とかいうようなことを言っていた気がするのですが、
VVTのようなエンジン仕様の核にもなりそうなものを
敢えて仕様変更して途中で外したりすることがあるのか？
あるとしたら何故そうしたのか…？
パワーが出過ぎてアンコントローラブルな上に
タイヤがパワーを受け止め切れないからデチューンした、
という噂は以前ありましたが、
そんなデチューン過程で消えて行ったにしては、
上記のような開発終盤戦とも言える時期に
特許出願しているのがやっぱりどうにもひっかかるのです。

もちろん今後他の車輌に使い回すために特許だけは取っておくということはあるでしょうが、
今回改めて特許図面と先月公表された実車のエンジン写真を見較べたりしていると、
やっぱりこのエンジンにはVVTが付いているんじゃないか？
と思えてきてしょうがないんですよね…。

では具体的に図面と実車のどのへんが気になるのか？
そして、もし仮にVVTが付いているとしたら、
何故ヤマハは仕様緒元でそのことに触れないのか…？


ちょっと長くなりそうなので、分けて書きます。

つづく！


そういや
明日発売のヤングマシンにはなんか出てるかなあ…。
（今までヤングマシンなんて気にしたこと無かったくせに現金なモンだｗ）

ラグナ・セカはアツかった！New VMAXも登場！

（ネタバレあり！まだレースを観てない人は要注意です）

近年稀に見る面白いレースでした。
週末にラグナセカで行われたMotoGPアメリカGPの話ですが、
いやもう！ロッシVSストーナーの激しいトップ争いで、
コークスクリューのイン側グラベル突っ込んでまで抜き返したり、
縁石の上を走ってアウト側からぶち抜いたり、
何度順位が入れ替わったか判らないくらいの超絶バトル！

なんぴとたりともオラの前を走らせねぇ～！的な抜かれたら抜き返す、
意地のぶつかり合い・ガチンコ勝負！
激しいプレッシャーに根負けしたかのように
ブレーキング勝負で突っ込みすぎてリヤをロックさせて挙動を乱し
曲がりきれなくなったストーナーの転倒で決着がつきましたが、
もう序盤から終盤まで鳥肌モノのレース展開でしたよ。

レース後にストーナーがフェアな抜き方じゃなかった、とか文句を言ってましたが、
アレくらいは全然許容範囲内でしょう。
何よりも観てる方としては最高に面白いバトルだった。

とにかく、かなり興奮しましたよ。
次のレースまで1ヶ月近くあるのが堪えられない・・・。

ちなみに地上波では今週末の26日深夜（=27日未明）に日テレで放送があるそうなので
まだ見てない人はぜひ見てください。このネタバレ読んでても楽しめるはずです。
ラグナセカ名物コーナー「コークスクリュー」の
落ちていくようなコーナリングだけでも迫力があります！
俺ももっかい見よう～。

ちなみにMotoGP.com提供のラグナセカ・アクションダイジェストはこちら。

そしてラグナセカでは新型VMAXの展示も行われたそうです。
その模様はこちらの動画でどうぞ！
かなりディテールまで録ってくれてます。今までで一番良いかもしれません。
9月の日本GPでも展示されないかなぁ・・・・・（されないだろうなぁ・・・）

高解像度版はこっちで

新型VMAXのオプションにはレーシングスタンドまであるの・・・？

うーむ、なにげで忙しいのである。
俺のことをすごくヒマな人だと勘違いをしている方がいるようだが、
俺だって忙しい時は忙しいのである。

三度のメシより好きなレースだってまだ観てないビデオがいっぱいあるのである。

と、こんなとこでグチっててもしょうがないのでこのへんにしておきます。

15日発売のビッグマシンには新型VMAXの情報は皆無でしたね！　ハハハ・・・（笑ってごまかそう）
先月の速報だけでオシマイですか・・・。まぁ現物もないし、日本での扱いも決まってないしね。
代わり？に別冊モーターサイクリストにはカラー1ページだけ出てました。
まぁ新車情報みたいな感じでコレといって目新しいハナシはなかったですが。

さて、ビッグマシンにも載っていましたが、
6/25から国土交通省がマフラー音量規制についてのパブリックコメントを募集しています。

「自動車等のマフラー（消音器）の規制（案）に係るパブリックコメントの募集について」
http://www.mlit.go.jp/appli/pubcom/jidosha10_pc_000005.html

以前のものよりもいくつか変更があったようですが
加速騒音規制値がより現実的な数値82dbになっているのと、
輸入車の規制がEU等の基準に順ずることになってるあたりが気になるところですかね。

規制値については以前より相当厳しいのは間違い無いですが、
この辺で妥協することになるのかもしれません。
輸入車とのダブルスタンダードは相変わらずですが、
マフラーに関して言えば新型VMAXも逆輸入の目処は立ちそうな雰囲気ですね。

騒音対策については、
250cc以下原付等も含めて全ての車両に車検を義務付けるしかない
と個人的には思うんですけどね。
その代わりに、車検の際に掛かる税金やら何やらのコストを全体的に引き下げたり、
規制値をもう少しユーザーや業界の希望に沿うものにしたりとか。

一方では野放しになってる状態で、
型式登録時や車検上の規制だけしたってなんの意味もないですよね。

あとは取締りと罰金を厳しくするのは、今の時代ではやむを得ないと思います。
乗ってる本人はそれで悦に入ってるのでタチが悪いのです。俺も経験アリですけどね（笑）
でも、よっぽどのバカじゃない限りは
周りに迷惑かけていることを十分認識した上でそうしてるハズですから
それなりの責任は負わなければならないと思うのです。
ただし！繰り返しになりますが、それに当たっては
規制値をもう少しユーザーや業界の希望に沿うものにしたりとか
もう少し調整して欲しいもんです。

そのためにはライダーの皆さんも言うことは言っておかないといけません。
パブリックコメントがどれだけ鑑みられるのかは知りませんが、
何もせずに規制だけされるのは嫌なので、俺は何かしら出しておこうかなとは思ってます。
PSE問題みたいにユーザーが良く知らないままに
趣味性をすっ飛ばしてエライことになったりするのは避けたいもんです。

とにもかくにもこのあたりの規制案が決まらないことには
New VMAXの国内販売もどうなるか判らなそうなので
さっさと進めて欲しいという気持ちもあるんですけどね。

パブコメの締め切りは7/25までです。
意見は色々あるでしょうから、物申したい人はぜひやってみてください。
メールでも受付してるそうです。

あー！！！ガラにもなくちょっと堅い話書いたらムズムズしてきたぞ！

早く！早く新型VMAXの癒し系画像とか見ないと！
この辺にいろいろ写真（超高解像度）があります。

ふーん、メッキのエアダクトとか超立派なレーシングスタンドとかもオプションであるんですね。
さすが車両価格200万円超。オプションもハンパじゃないです。
（レーシングスタンドはいくらするんだろう・・・？）