一応続きです・・・。
前回はVVTの説明してたら終わってしまったので
今度こそ完結します。
ということでそんなにステキでアバンギャルドなVVTを
何故ヤマハは新型VMAXに採用しなかったのか?
ということで前回考えた仮説(・・・というか都市伝説に近い)。
■仮設1
何らかの理由で公表されていないだけで、実はVVTは付いている。
→理由として考えられるのは、
1.出来上がっていないのでひた隠しにしてデリバリまでに間に合わせようと奮闘中
2.二度に分けてリリースすることで二段階のインパクトを与える算段
3.敢えて発表するほどの代物ではなかった
4.なんとなく
うーん、どれもいまいちピンと来ないですね・・・。
■仮設2
開発終盤までVVTは存在したが、最後の最後で見送られ、痕跡だけが残った。
→これが一番可能性としては高いのかと思います。
可変ファンネルなどとのマッチングや、マッピングが上手く行かなかったりして
期待していた性能や効果が得られなかった、とか。
可変モノの合わせ技って設定とか大変そうじゃないですか?
あっちをイジるとこっちがダメで・・・とか。考えが素人すぎか?
■仮設3
現行では存在しないが、VVTを追加した仕様が今後登場する予定。
→これは仮説2の派生みたいなモンですが、
とりあえず、新型VMAXのテスト車両の中では無難な選択をしておいて
市場の反応を見ながらマイナーチェンジの選択肢として取ってある、とか。
そして!第1ロットが出払った頃合に・・・・完全版「超・VMAX」登場!みたいな・・・・(笑)
若しくは、高出力を目的としたものではなくて、
環境性能や騒音低減の手段として日本国内仕様には付いている!・・・・とか期待しすぎか。
■仮設4
単なる俺の勘違い・思い込み・幻覚で、いわゆる馬鹿丸出しって奴。
→まぁ結局のところ、このセンが最も濃厚でしょうね・・・。
ということで、久しぶりに俺の妄想を爆発させてみた訳ですが、
長々と申し訳ありませんでした。
ネタとしては面白いかなーと思ったんですけど意外と話が広がりませんでしたよ・・・orz
でも!
特許を取ってあるということは、
今後VMAXとか他の車両で採用される可能性は非常に高いと個人的には思っています。
(VVTそのものは他メーカーとかでも採用実績ありますけどね)
あ、そういえば、今月のヤングマシンはやっぱりヒモで緊縛されてたので買いませんでしたよ。
表紙見た限りでは新型VMAX情報は無さそうだし。(まぁ情報そのものがあまり無いだろうし)
同じV4の新型VFRとかがデカデカと表紙を飾っていましたが、全くもって興味は湧かないんですよね。
ホンダって時点でもう個人的にダメだし、多分色々と豪華装備にはなるんだろうけど
ホンダの場合は「まず技術ありき」でそれを売るための車両がある、みたいなイメージなんですよね。
同じく新技術テンコ盛りの新型VMAXは、
「まず車両のイメージありき」でその味付けの手段としての技術がある、という流れなので
デザインや乗ったときのフィーリングなどが多分ユーザーの満足の行くものになってる気がするのです。
ロッシの自伝や今月のライスポに載ってたジェレミー・バージェスのコメントにもありましたけど
マシンしか見ずに開発をするホンダはライダーの意見はあまり参考にしないんだとか。
技術も大事ですけど、やっぱり乗る人にとって乗りやすく、性能を引き出せて、
そして乗ってみて面白い車両が一番だと思います。
その辺がヤマハは素晴らしいと思う訳です。
新型VMAXのVVTとかもホンダだったら意地でも装備してたでしょうね。
当初から肝いりで開発してたものを最後の最後で放り出すとかはできなそうだ。
(そして次のモデルとかでは廃止されてたりとか)
新型VMAXの性能を決める大本命と見られていたVVTを
最終的に「不要!」と切り捨てた決断力は生半じゃないと思います。
(個人的にはVVTが付いてたらどうなってたのかはすごく気になりますけどね・・・・)
ということで何故かヤマハ大賛辞で締めくくってみたりして。
あー8耐見たいなぁ~・・・。
青山のホンダ本社でやる中継イベントでも行くかなぁ・・・(笑)
VVTのハナシの続きです。
興味の無い人がいたら長々とくだらない話をすみません…。
無計画にダラダラ書いてたらなんだか3回目になってました。
今日こそ完結しますよ!
さて、前回は新型VMAXのVVT装備の可能性を勝手な妄想で示唆してみました。
・VMAX用のVVTが開発終盤に特許出願されていたという事実。
・実際の車輌でもVVT装備の可能性は捨て切れないという痕跡。
この二つを元に、更に妄想をVMAXばりに加速させるのです!
上記の二つを前提に、考えられる仮説は…
■仮設1
何らかの理由で公表されていないだけで、実はVVTは付いている。
■仮設2
開発終盤までVVTは存在したが、最後の最後で見送られ、痕跡だけが残った。
■仮設3
現行では存在しないが、VVTを追加した仕様が今後登場する予定。
■仮設4
単なる俺の勘違い・思い込み・幻覚で、いわゆる馬鹿丸出しって奴。
まあ普通に考えれば、仮設4の可能性が99%のはずですが(笑)、
それじゃ面白くないので、少ない可能性に賭けてみるのです。
そもそもVVTとは何のための機構なのか?
バルブタイミングを切り替えるとどんなメリットがあるのか?
その辺から考えてみることにします。
吸気バルブはシリンダ内に混合気を送り込む吸気弁。
カムによって弁の開閉動作をする訳ですが、
高回転時には、排気タイミングとオーバーラップさせる
つまり通常よりも早めに(排気行程中に)吸気バルブを開けてやることで
流速の高い状態で充填効率を高めることができる、とかなんとか。
確かそんな感じだったはずです。間違ってたらすみません。
要は高回転でさらにパンチの効いた加速ができる、というのが一番のメリットでしょう。
また、それぞれの回転域について、より適した設定にできるので
燃費もよくなったりとか、排出ガスを低減したりとか
とにかくメリットはいろいろあるらしいのです。
(なんてナゲヤリな説明だ…)
ちなみにまた余談ですが、
モトGPマシンで採用されているニューマチックバルブPVSは、
圧搾空気でバルブを開閉することで、タイミングはおろか、
リフト量まで自在にコントロールできるそうな。
しかもフリクションロスも少なく、コンパクトで軽量で…って、
あぁっ!…また脱線してしまった…。
ということで、また長くなってしまったので今日はこの辺で…。
性懲りもなくつづく!(多分)
もったいぶってる訳じゃないんです!
こう見えて実は結構忙しい人なのですよ、俺は。
あ、ところで本家で、
「怒涛の新型VMAXスライドショー地獄」っていう、
みすず学苑ばりのナイスなネーミングのページを新設してみました。
ただひたすらnewVMAXの画像が流れる
魅惑のチキルームな感じなのです。(意味不明)
もちろん俺の趣味の世界ですからツッコミ無用です。
ちなみにこんなページを造るのに何時間もかけてるのはヒミツです。
あ~なんだか知らないけど忙しいな~!
なんででしょう?
昨日のつづきです。
さて、具体的なVVT特許図面と実車エンジン画像の気になる点ですが、
まず対象となる特許の図面はこちら。
粗くて見にくいですが、車体のイラストから判断しても
この特許はVMAX用として出願されたとみて間違いないなさそうです。
詳細は特許電子図書館で検索してみてください。(出願番号2006-322484)
以前から内外の雑誌とかにも出ていたので、
当該VVTについての詳しい説明は割愛しますが、
簡単にいうと、シリンダヘッドに配されている吸気側カムギア内で、
油圧によってカムの位相が切り替わり、
一本のカムシャフトで低回転用と高回転用の
2パターンのバルブタイミングにできる構造らしいです。
非常にコンパクトな構成で、やや厚みのある2枚合わさったカムギア部と
Vバンク間に切替の油圧制御用小型ソレノイドバルブがあるだけです。
ちなみに余談ですが、
興味深いことにこの特許によると、切り替えは2パターンではなく、
無段階もしくは段階的な切り替えを想定している
ような書き方をしています。
余談おわり。
ということで気になるのは
この吸気側カムギア周辺の構造です。
このカムギアはクランク軸からカムチェーンを介して駆動され、
ギアで隣の排気側カムギアを連動させます。
そのため、チェーンから駆動されるカムスプロケットと
吸排気連動用タイミングギアの2枚のギアを重ね合わせているので、
そもそも厚みがあるのは当然なんですが、
この厚みと2枚重ねの構造がVVTの肝の部分に通じる気がするのです。
この2枚のギアをちょっとずらすだけで、
あら不思議! 見て見て見て見て!
バルブタイミングを切り替えられるんですねぇ~!
なんてアキバ駅前の露店販売のおじさんみたいなみたいな解説を想像してしまいます。
(VVTの露店販売はしないだろうが…)
それを裏付けるような気になる部分がまだあります。
こちらの画像の赤字部分。
弧を描いて刻まれた溝は、
2枚のギアをずらす際のガイドとして、
また所定の角度以上にずれないためのストッパーとして
用意されたものなんではあるまいか…と。
そして、このカバーで隠されたインテークマニホールド周辺に
VVTを駆動するためのソレノイドバルブが!・・・・あったり無かったりするんじゃあるまいか・・・と。
(妄想図)
ということで、実車画像から判断するに、
新型VMAXにVVTが用意されていると言っても
何等おかしくはない状態である!と
ワタクシはここに断言し・・・いや、予想・・・・いや、夢想妄想しているワケであります!
(説得力ゼロだな)
しかし、仮にそうだとしたら、
いったい何故ヤマハは仕様緒元で「可変バルブタイミング機構あり」と記載しないのか?
・・・・また長くなったので、この辺で。
さらにつづく!
(すみません・・・別にもったいぶってる訳ではなく、書いてる時間が無いのです・・・)
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