昨晩放送のオーストラリアGP、
冒頭でノリックの追悼・回想を5分位やってましたね。
出棺の様子を見て思わず目頭が熱くなってしまいましたが、
それと同時に「あぁ本当に逝っちゃったんだなぁ・・・」という思いが走りぬけ、
自分の中で故人を惜しむ辛い気持ちから、
故人を偲ぶ、いくらか穏やかな気持ちに変わってきたようです。
こういう儀式というのは不思議なものです。
勿論親族の方や関係者の方はそんなに簡単に気持ちを切り替えることは難しいでしょうが、
儀式とは単なる形式的なものではなくて、
誰にも必ず訪れる「死」という壁を周りの人間が乗り越えていくために編み出され、
長い年月を受け継がれてきた手段でもあるんだな~、と思いました。
今回の御通夜、告別式にあたってはヤマハもさまざまな協力を惜しまなかったようですね。
TVで放送されたり、ノリックのHPから読み取れるくらいの情報しかないですが、
良い式だったように思えます。
さようなら、ノリック!
今回の放送見たけどやっぱお前はカッコ良すぎだわ・・・。
私も恐らく来年には再びバイク(車種未定)を買ってカムバックする予定です。
しかし今回の事故では、ノリックほどのプロでも、とっさの事故は避けられない
という事実を改めて突きつけられた訳です。
まぁそんなことは言われるまでも無く分かってることなんですが、
私はもちろん、ここを見ていただいているバイク乗りの皆さんも
改めて「公道でバイクに乗る危険さ」を認識させられたと思います。
バイクに乗ってない人からすると、バイクに乗るという行為は得てして「危険」と思われがちです。
バイク乗りの反論としては、「動力性能が高いから事故率はクルマより低い」とか
「それを補って余りある楽しさがある」とか言いますが、
やっぱり万が一事故った時のダメージはクルマとは比較にならない。
事実「危険」なんですよね。
クルマだとちょっとした接触事故で済む状況が、バイクだと簡単に死亡事故に繋がる訳です。
クルマだとシートベルトをし忘れない限りはあまり車外に放り出されたりしませんが、
バイクの場合は、事故=ライダーは放り出されることがほとんどです。
そんなことはバイクに乗ってる人なら誰でもわかってると思います。
それをイメージした上で事故を起こさないために最善の努力をしながら乗ることしか
自分の身を守ることはできないでしょう。
ノリックもそうだったようですが、プロライダーは公道でバイクに乗る人は少ないようです。
(ノリックはちょうど2週間前に友達にプレゼントされたT-MAXがはじめての公道で乗るMyバイクだったとか)
プロライダーは口を揃えて「サーキットに比べて公道は危険すぎる」と言います。
最高速300km/hで走ろうが、雨天でもフルバンクしてコーナリングしようが
・クルマがいない
・衝突対象となる障害物が少ない
・対向車がいない
・交差点が無い
というサーキットの方が遥かに安全な訳です。
逆に言うと上記の項目が公道で走る時に危険を招く要素になると思います。
ライディングテクニックをどんなに磨いても、これらの危険要素への対応ができなければ無意味です。
周りのクルマやトラック、道路状況や交差点・路面などの造り、
これら全てのものが「自分を殺そうとしている」というくらいの意識で乗るべきだと思います。
もちろんそんなことばっかり考えて走っても怖くて面白くないので、
それを前提意識として周りの状況を見るべきだ、ということです。
私もVmaxとかに乗りつつ内心非常に臆病な走りをしていました。
つい調子に乗って人にはとても言えない速度を出したりすることもありますが、
常に周りの状況に敏感になり、
ちょっとでも挙動不審な車や危険度の高い大型車やタクシーには近づきません。
あおるクルマが来たら素直に譲ったり・・・・
たまに2速まで落として一気に引き離したりすることもあったりなかったりしますが・・・
・・・とにかく危険なものには近寄らない。まずはそれに尽きると思います。
五体満足に、生きて楽しんでこそのバイクです。
私の周りの人やこんなホームページを見ていただいてる皆さんは勿論
バイクに乗る全ての人がバイク事故で怪我や亡くなるようなことが無くなりますように・・・
オッサン臭い、説教臭い長文ですみませんでした。
さて、という訳(?)でオーストラリアGPはなんとドカの1・2フィニッシュ!
しかし今年のドゥカティは圧倒的に強いですね~。
変な色のツナギとマシン(今回だけ?のアバルト仕様)になっちゃったロッシは
なんとか3位に食い込むものの、正直ドゥカティとのマシン性能の差は歴然としていて
面白みに欠けるほどです・・・・・。
カピロッシにもあっ!という間に抜かれちゃったし。
でもロッシとペドロサによる年間ランクの2位争いはまだ続きます。
コンストラクターズポイントも2位ホンダと3位ヤマハの差はなんと1pt!
あと2戦!次回は27日深夜放送のマレーシアGPです。
ふふふ・・・今回のオーストラリアGPから
秘密兵器ワンセグ携帯911SHの録画予約で見逃しは無いのです!
(ほぼこの目的のためだけに購入/導入費用ゼロ円)
・・・・と思ってたら録画予約は1週間前にならないとできないのでした・・・・orz
しかも画面ちっちゃすぎて文字が順位とかの文字が読めない上に、
マシンの挙動とかも良く分からん・・・。
やっぱりこういうのは大画面で見ないと面白味半減・・・・。
とか言いつつやっぱどこでも見れるのは有り難いのです。
まずはビデオ(いまだにVHS!)の予約を入れとくか。
うわっ!読み直してみたら長っ!今日はこの辺にしときます・・・。
ノリック訃報のショックから未だ立ち直れず、
ふと思い出しては胸が苦しくなり、胃の腑が落ち着かず、
なんとか仕事している状況ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか・・・。
本当に惜しい人を亡くしました。
正直、私もレースの世界には疎いんですが、
10年くらい前ですか?世界でトップクラスのライダー達を相手に驚異的な走りを見せる
日本人ライダーが居る、というのはバイクに乗り始めて間もない私の耳にも当然入ってきました。
世界最高峰のWGP(現MotoGP)で、ミック・ドゥーハンやケニー・ロバーツ・Jrと優勝争いをする
ノリックこと阿部典史選手でした。
当時はノリック以外にも日本人選手が各クラスで大活躍をする素晴らしい時代で
(今もたくさんの選手が活躍してますけど、当時は活躍度が違った)
レースのことも良く知らないクセに友達とビデオを良く見ていました。
その走りの凄さもそうでしたが、
世界のトップを相手に勝負をする日本人、という構図が愛国心をそそっていた、
と言うこともあったと思いますが、
海外での人気ぶりを見てもそれだけの選手ではなかったのは明白でした。
欧州では確実にアメリカにおける今のイチローや松井よりもメジャーな人物だろうし、
バレンティーノ・ロッシが今でも「ろっしふみがんばって」とかいうステッカーを車輌に貼っているように
※「ろっしふみ」とはロッシがノリックの典史(のりふみ)をもじって付けたそうです
世界のレース界にもかなりの影響を与えた存在だと思います。
国内のニュースやメディアでは残念ながら今回の訃報以外で取り上げられる機会は
あまりなかったと思いますが、
そんな凄い日本人ライダーが居る、ということは、
同じ日本人としても誇りであり、バイクに乗る者としても誇らしいことだと思っていました。
その気さくでパフォーマンスも得意な人柄は、
これからのレース界でも貴重な存在だったと思います。
去年だったか富士で行われたイベントの中でやってたらしい
ノリックの乗るMotoGPマシンとラルフ・シューマッハの乗るF1マシンの
ガチンコゼロヨン勝負(0-100だったかな・・・)とかも彼ならではの企画だったんじゃないかと思います。
・・・ってこんなことヅラヅラ書いててもしょうがないなぁ。
本当に残念なことですが、
彼が残してくれた実績や思い出は永遠だと思います。
金曜日に都内でお通夜が行われるようですが、私は仕事の関係で行けません。
でも心の中で彼のご冥福をお祈りしたいと思います。
今週末のオーストラリアGPで
ロッシはまたスタート前にパネルを出したりするかもしれないですね。
コリン・マクレー氏に続いてノリックまで・・・彼も相当精神的にキツイでしょうね。
しかも脱税疑惑まで・・・今年のロッシは宿命大殺界か?
しかし日テレはノリック追悼特番組んだりしないのかな。
そしたらMotoGPも注目度は上がるだろうし、
それはノリックの遺志を継ぐことにもなると思うんだが・・・。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |